歩行者優先意識の定着促進に資する地域活動方策
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(2)豊田市における歩行者優先ソフト施策の展開 中日新聞(令和元年11月12日朝刊) 豊田市では平成28年度から取組む「歩行者保護モデルカー活動」に加えて、当研究の中で過年度に実施した調査結果からの提言を踏まえた「とまってくれてありがとう運動」を実施している。歩行者が無信号横断歩道を渡ろうとしている時に、自動車は停止し歩行者の進行を妨げないことが道路交通法で定められているものの、停止したドライバーに対して謝意を表することが歩行者優先意識を高めると考えられることから、当初は一部の小学校を対象に停止した車両のドライバーに「ありがとう」と頭を下げる活動を拡げようというものである。現在では市内企業の従業員らも含めて、全市的にこの運動を展開している。 -17-

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