夜間、歩行者の存在をドライバーに知らせる設備としては、人感センサー等によって歩行者を感知し、歩道の横断開始部分を明るく照らすシステムの導入が見られる。豊田市においても鉄道高架下の横断歩道で導入されている。導入箇所では、併せて横断歩道付近を渋滞車列が塞がぬように路面に赤枠を引いている。 (2)歩行者・横断歩道の存在をドライバーに気づかせるシステム 出典:http://childmaeul.org/ 豊田市に導入されている歩道照明施設と横断歩道付近に引かれた赤枠 歩行者が歩道上にいることをドライバーに気づかせる仕組みとして、夜間はLEDライト等の照明によって歩行者を照らし出すシステムはわが国でも導入事例が見られる。韓国では「イエローカーペット」と称した設備により、昼間時においてもドライバーが歩行者に気づきやすくする仕組みが導入されている。 交差点付近の歩道の歩行者滞留スペースにおいて、路面だけではなく背後の壁面から「黄色い絨毯」が垂れ下がっているかのような塗装を施すものであり、夜間は人感センサーにより自動点灯するLED照明も設置されている。効果計測調査では、横断歩道付近において自動車の減速効果(3.0km/h程度)が報告されており、韓国政府は設置ガイドラインを策定している。 -6-
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