地⽅都市におけるこれからの「みち」の在り⽅に関する 基礎的研究
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10その後,当該キーワードの特性を踏まえつつ,以下のようにみちに求められる価値を再整理し,それぞれの価値について5⽔準(とても重要〜まったく重要でない)で回答を依頼した. ・歩⾏者が通りやすい,使いやすいこと・⾃転⾞(チャリンコ)が通りやすい,使いやすいこと ・⾃動⾞(クルマ)が通りやすい,使いやすいこと ・⾼齢者や障害のある⽅が通りやすい,使いやすいこと ・こどもが通りやすい,使いやすいこと ・⼩型電気⾃動⾞やトラクターなどの速度の遅い⾞両が通りやすい,使いやすいこと ・空間ににぎわいがあること ・災害時に安⼼して利⽤できること ・交通事故にあう危険性が低いこと ・犯罪にあう危険性が低いこと ・渋滞が少なく,移動時間が予想できること ・魅⼒的な地域・⽬的地とつながっていること 道路維持管理の意識として,ここでは,当該道路別の維持管理の重要性,維持管理⽅法の受容性について伺った.回答者には,前提として以下の⼀⽂を提⽰している. 近年,財政状況が悪化している地⽅都市も多くあるなかで,地域にある道路の維持管理の在り⽅が問われています.このことについて,あなたは,どのように考えますか.それぞれの道路についてお答えください. 道路維持管理の重要性は,「しっかり維持管理を⾏うべき」から「全く維持管理を⾏わなくてもよい」の5件法のスケールで回答してもらった.道路の維持管理⽅法の受容性は,その⽅法として,⼤野ら9)の道路施設管理の仕組みづくりに関する整理を参考に,以下の4種類を提⽰した.

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