地⽅都市におけるこれからの「みち」の在り⽅に関する 基礎的研究
11/43

52.⽅法 2-1.調査⽅法 表 2-1に調査概要を⽰す.調査対象は,愛知県,三重県,岐⾩県の東海3県に居住する⽅である.なお,⼀般に⼈⼝,商業集積規模が⼤きい政令市は,地⽅都市としての性格が弱いことから,本調査では対象外とした.また,著者らの居住地である豊⽥市居住者の回答は,今後,都市による違いの影響を分析する想定であったため,他都市より多めの回答を得る設計としている.なお,豊⽥市は中⼼市街地,郊外,中⼭間地域を包含する地⽅都市の縮図のような都市であり,当該回答⽐率の多さが地⽅都市としての回答傾向を⼤きく歪めないものと判断し,当該回答結果のすべてを分析に組み⼊れた.調査は,インターネット調査会社(株式会社マクロミル)に登録する15歳以上のモニター(N=481,121)を対象に実施した.なお,今後地⽅都市ではさらなる増加が予想される⾼齢者など,多様な年齢層や性別の影響を予想したことから,性別,年齢階層ごとに当該⺟集団に対して,無作為に調査依頼を⾏い,各階層の⽬標数に到達した段階で調査を終了した. 調査項⽬は,回答者のみちに求める価値,道路維持管理に対する意識は無論,回答者の属性や居住地とともに,道路維持管理への影響が予想された普段の活動や交通⼿段,居住地の道路環境の評価を設定した. 対象︓政令市を除く東海3県の都市に居住する15歳以上の(株)マクロミル登録モニター(N=481,121) 調査⽅法︓WEB調査 時期︓2021年11⽉26⽇〜29⽇ 回収数︓1,039名(豊⽥市=191名,それ以外848名),男⼥別,年齢階層別(15-19歳,20-29歳,30-64歳,65-74歳,75歳以上)でおおよそ均等となるように回収 調査項⽬︓属性,居住地,普段の活動・交通⼿段,居住地の道路環境の評価,道路に求める価値,道路維持管理に対する意識表 2-1 調査概要

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る