駅前大型店舗閉店に伴う豊田市中心部の流動変化の把握
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5. まとめ ~~~~~ 最終的には、豊田市中心部の強みを生かし、都心で充実した時間を過ごすための仕掛けも提案したいと考えている。図 5-1は、一例であるが、平日、通勤のために豊田市中心部を訪れる在勤者をターゲットとした過ごし方の提案である。プランA(時差出勤で心のゆとりを作る)では、平日の早めの夕方に都心で自由時間を満喫するプランであり、プランB(一日中、子供と学び、遊ぶ)は、休日に車で家族と来訪して時間を過ごすプランである。このように、多くの人をターゲットに、都心で充実した時間を過ごすための具体的なプランを提案してゆきたい。 図 5-1 豊田市中心部を訪れる在勤者をターゲットにした過ごし方のプラン案 プランA時差出勤で心のゆとりを作る7:007:3016:30図書館で本を読むハッピーアワーでお酒を楽しむ駅前でモーニングをいただく職場で仕事をする自由時間を満喫する書店や本棚をスポーツクラブで汗を流すはしごする映画館で映画を鑑賞する図書館の児童コーナーで本を読むあいあいで学び・遊ぶ一日中、子供と学び、遊ぶ5時間フリーパーキングに駐車都心で学ぶランチをいただく都心で遊ぶ自宅に帰る科学体験館で学ぶ芝生の上を裸足で遊ぶおもちゃを見る/買う?プランB10:0012:00~13:0015:002021年9月30日の松坂屋豊田店の閉店の影響として、豊田市駅西側の来訪・東西の回遊が減少するという影響がみられた。また、影響を受けた方は、どのような代替店舗を利用するかという観点から、2つのグループに分けられることがわかった。 2022年3月〜4月にかけて、閉店したT-FACE A館(1-6階)に、食品売り場・三越・アパレルブランド等のテナントがリニューアルオープンする予定であり、今後、来訪者数が回復することが期待される。現在も様々な取り組みが行われているが、さらに、都心が賑わう(都心で充実した時間を過ごす)ための仕掛けを推進していく必要があると考える。 今後も、豊田市役所や駅周辺商業施設等と協力し、パケットセンサデータの収集・分析を行い、結果をフィードバックしていくことで、まちづくりへ貢献したいと考える。また、パケットセンサにこだわらず、様々な新技術の活用も検討する。 29

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