地方都市でのMaaS導入が高齢者に与える価値の多角的評価
3/50

報告者: 鈴木雄 研究分野 業務類型 研究題目または 報告書タイトル 研究の背景・内容 研究結果・ 得られた知見等 研究成果 所内の担当者氏名・ 担当者 協力先名 問題点・課題・今後の研究予定・その他 社会への貢献、 報告、技術的特徴等 1.暮らしを支える交通、2.都市空間を創出する交通、3.交通の安全・安心 1.調査、2.解析、3.政策検討、4.その他 地方都市でのMaaS導入が高齢者に与える価値の多角的評価 ・2040年には、豊田市の65歳以上人口割合は29.6%に達すると推計 ・MaaSといった新たなモビリティーサービスの活用による、交通サービス問題の解決に期待 ・高齢者の移動手段確保が必要 高齢者のMaaS利用意向が高い(石井2020) ・豊田市の中山間地では、マイカー相乗りや、タクシー相乗り、コムス、自動運転などの導入が実施・検討。名鉄バスでは、定額で乗り放題のシニアパスがある ⇒MaaSの導入による高齢者の活動の広がりが期待される 乗り放題施策 ・電車+バス+タクシーの乗り放題プランに対する購入意向モデルを構築した →バス停や鉄道駅まで距離が長い人や歩行可能距離が短い人、バス電車タクシーのみの利用者で利用意向が示された。 →乗り放題プランに対する購入意向は購入金額が3万円/月の場合に大きく低下することがしめされた →プラン利用意向のある人の外出や会話の促進がみられる結果であった タクシーとバスの乗り継ぎ施策 ・バスとタクシーの乗り継ぎプランに対する購入意向モデルを構築した →現在の交通状況が「バス・電車のみ」の人や,自由に使える自家用車を保有していない人,階段の上り下りが困難な人で外出頻度が増加することが示された →タクシーの割引率が大きくない場合でも,予約日や乗り継ぎ環境,乗り継ぎ時間の設定によっては,利用される可能性が示された 第66回土木計画学研究発表会(秋大会)にて研究成果の発表予定 鈴木 雄 秋田大学 日野智 准教授 ・新型コロナウィルスの蔓延により、当初予定していた乗車体験の実証実験が実施できなかった。 ・実証実験対象者の絞り込みは終わっているため、来年度新型ロロナウィルスの状況をみて実証実験を開催する予定 2021年度 自主研究概要

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る