地方都市でのMaaS導入が高齢者に与える価値の多角的評価
28/50

図 23 調査対象地 3-2.基本属性 図 30に階段の上り下りの困難について示す。 24 図 23に調査対象地を示す。本分析ではタクシーとバスとの乗り継ぎを対象とするため、調査対象地は、鉄道の徒歩圏外および、基幹バスが利用できる地域とした。 アンケートの回答者の基本特性を示す。図 24に性別、図 25に年齢、図 26に自家用車の保有状況、図 27に家族構成、図 28に歩行可能距離、図 29に最寄りバス停までの距離、 性別では、男性が65.1%とやや多くなっている。 年齢では、74歳以下で62.1%とやや多くなっているが、75歳以上の後期高齢者も37.9%と十分な票数を獲得できている。 自家用車の保有状況では、「自身の車がある」人が78.3%となり多くを占める。「使用できる車がない」人は12.3%である。 家族構成では一人暮らしの人が13.1%、配偶者と同居している人が62.4%となっている。一人暮らしを含む高齢者のみの世帯は55.6%である。 歩行可能距離は1,000m以上の人が多く64.4%となっている。その一方で、500m未満の人も16.5%存在する。 最寄りバス停までの距離は500m未満の人で55.7%、500m以上の人で44.3%となっている。 階段の上り下りは、「困難」「やや困難」の人出28.9%、「あまり困難でない」「困難でない」人で71.1%となっている。 以上、アンケート回答者の基本特性を示した。

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る