コロナ禍が豊⽥市の都市交通に与える影響のモニタリング
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影響度 都市 外出したい社会 住みたいと思う地域 中⼼市街地 昨年度(R2年7⽉)成果(参考) 今年度(R3年10⽉)成果 ・感染対策,街なかオープン・スペースが整備された社会へのニーズ上昇 (調査未実施) ・若年層の中⼼市・リモートワーク頻度の多い⼈ほど居住地変更意向が顕著 ・郊外・中⼭間地域居住意向の上昇(市街地・中⼼市街地の低下) 街地居住意向の低下 ・郊外居住意向の上昇 ・⾼齢者の⾼来訪頻度が低下・中⼼市街地への買い物・飲⾷⽬的での来訪頻度低下 し,低来訪頻度が上昇 ・将来,若年層の⾼来訪頻度の減少,⾼齢層の低来訪頻度の増加が予想 ・⼦供が安⼼して・買い物(8%),飲⾷・喫茶遊べるスペース,オープンカフェ,医療機関のニーズ上昇 (11%),娯楽施設利⽤(7%),イベント参加(10%)⽬的の来訪が継続的に減少課題 提⾔(案) ・⼈⼝流出(特にホワイトカラー) ・ワーケーション誘中 致の推進 ・郊外・中⼭間居住の魅⼒向上・中⼭間地居住の魅⼒発信 ・⽇中や休⽇の⾃由⽬的での外出促進にむけた公共交通の時間帯別運賃割引の導⼊ ・活⼒維持 ・若者・⾼齢者に対する魅⼒向上(アクセス⽅法含む)⼤ ・若者をターゲットとした施設誘致 106「都市」のカテゴリからは,住みたいと思う地域,中⼼市街地の視点での整理を⾏った.影響度では将来的に消費や活⼒の中⼼となる若者や⾼齢者の来訪頻度の回復に陰りが⾒えるという点で,特に中⼼市街地を⼤きいと判定した.コロナ禍以前にその役割を担ったイベント開催等が軒並み中⽌となっていることや,ウィズコロナとなる場合に少なくない影響を受けるであろう居酒屋・飲⾷が中⼼的な構成となっているなかで,いかに活⼒を維持し,魅⼒を向上させるかが少なくない課題であろう.提⾔(案)のなかでは「⽇中や休⽇の⾃由⽬的での外出促進にむけた公共交通の時間帯別運賃割引の導⼊」といったアクセス⾯でのものと,「若者をターゲットとした施設誘致」といった活⼒維持に向けて減少が予想される層に絞った中⼼市街地の施設⾯での在り⽅を模索するものとしている.なお,リモートワークの⾼頻度層はより郊外や中⼭間地域での居住を望むという回答もあることから,ワーケーションの魅⼒的な施設を積極的に導⼊していくことも「産業のまち」としての⼀つの⽅向性となるかもしれない. 表 5-2 コロナ禍における豊⽥市の都市にかかる現状・課題と提⾔

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