今回の研究においては「物流倉庫」の存在が影響し,⼗分な評価に⾄る事ができなかった.しかし,⽣産台数が減る中で部品を供給する「仕⼊れ先」の収⼊は,国内の場合,部品の納⼊量で決まる為,明らかに「収⼊減」になっているはずである. 「物流倉庫」は,仕⼊れ先の部品を保管・管理し,トヨタへの納⼊を代⾏する事で,仕⼊れ先から費⽤の⽀払いを得ているはずである.ここに,ある「⽭盾・疑問」を感じる事ができる.「部品の量」が減っている中で,仕⼊れ先及び倉庫の運⽤に課題は⽣じていないのであろうか.海外とは違い,「物流費は部品代⾦に含まれる」契約の中で,荷室が空いていても,トラックを⾛らせなければならないのではないのか.トラックが実際動いている時間が低下し、保有に要する費⽤が重荷になっているのではないか。仕⼊れ先にも⽬を向ける必要があるように考える. 103考察
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