36 12交通事故オープンデータの活用についての取組紹介○事故原票データから把握できる位置情報(緯度・経度)を活用した方法を以下に整理○WebGISツールとしての活用方法・交通事故オンラインマップとしての活用→低コストでWebGISツールの構築を習得し、独自で交通事故オープンデータを可視化するWebGISツールを開発する。汎用性が高いWebGISツールを作成するため、既に公開されている交通事故オープンデータに適用するものを構築する。→愛知県警から受領した交通事故原票データを用いて、Web版の豊田市全域の事故マップの構築可能性を確認する。○QGISツールとしての活用方法•交通事故対策の効果を検証するための分析ツールとしての活用→ゾーン30導入や歩道整備等の効果を検証するため、それらの事前事後における事故状況の比較は必要である。本研究で構築したQGISツールは長期間にわたる事故データの集計結果(メッシュ図)や箇所図(プロット図)を迅速に作成することで、対策事前事後の事故状況を簡単に把握できる。•事故属性の組み合わせによる集計・分析ツールの構築→事故データに関する統計資料を作成するため、事故原票に記載した属性の組み合わせによる集計・分析は必要である。通常の作業はエクセルで実施しているが、場合によって対象地域内での対象選択が求められている。このため、本業務で構築しているQGISツールを活用してはどうか。•道路形状を考慮した事故集中箇所の分析ツールの構築→安全対策を検討するため、具体的な交差点や単路部を対象とした分析ツールの構築を試みる。13交通事故発生箇所を可視化するWeb GISツールの構築方法〇オープンソースのOpenLayers1)技術を用いたGISデータを管理するため、導入コストは低い○行政区域及び交通事故のベクタデータを地理院が提供しているデジタル地図上に落とし、交通事故の発生箇所を示す。さらに、事故内容(死亡・負傷)及び類型(人対車両、車両相互、車両単独)の組み合わせによるカテゴリーで表示地理院タイル2016年事故データデータの重ね合わせ2017年事故データ2018年事故データ行政区域出典:OpenLayersのHP、https://openlayers.org/WEB上で事故データの可視化ツール
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