交通事故オープンデータの活用に向けた+地理情報システムにおける可視化・解析+ツールの開発
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35 10報告②交通事故オープンデータの活用方法の検討結果について〇交通事故オンラインマップの構築〇交通事故マップ作成のQGISツールの開発〇事故属性の組み合わせによる集計・分析ツール11交通事故オープンデータのメリット○多様なクロス基礎集計、交通事故の具体的な発生箇所及び交通事故のクラスタリングの把握を通じて、交通事故に関する詳細な統計資料を作成可能○多様なクロス基礎集計•交通事故に関する統計資料を作成するため、事故原票データが入手できなければ、県警や地方自治体のホームページに掲載された表やグラフを用いた事例が多く、掲載内容には限界がある。•交通事故の特性を分析するにあたり、様々なクロス基礎集計も有用であるため、事故原票データは重要な基礎データである。○交通事故の具体的な発生箇所の把握•交通事故発生箇所を把握するため、県警が公開している事故発生マップは有用である。しかしながら、都道府県の事故発生マップは同じ内容ではなく、一部の県警はすべての事故箇所を公表していない。•事故原票データが入手できれば、地理情報システムを用いた事故マップを簡単に作成できる。○交通事故のクラスタリングの把握•面的な視点から、交通事故対策を検討するため、交通事故の多発箇所(クラスタリング)を把握することが求められている。交通事故総合分析センターが提供している事故マップから、生活道路事故の多発箇所を把握することは可能であるが、事故類型を考慮した事故多発箇所の把握は不可能である。•事故原票データを入手できれば、事故類型(例えば、人対車両)を考慮した事故発生箇所を把握することは可能である。

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