交通事故オープンデータの活用に向けた+地理情報システムにおける可視化・解析+ツールの開発
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6 図 2-4 画像データによる交通事故マップの事例(石川県警察本部)8 ここで、一般市民を対象に、交通事故発生箇所を周知するため、交通事故マップの構築はとても有用である。また、Web GISによる交通事故オンラインマップは画像データによる交通事故マップと比較して、背景地図は縮尺の設定に応じて、変化している。これによって、交通事故箇所を迅速に特定することができる。また、都道府県によって、構築された交通事故オンラインマップの仕様も異なることが分かる。 2-2 交通事故データのオープン化の最新動向 各都道府県庁のオープンデータポータルサイト9から、交通事故データに関する事故原票及び統計データの掲示有無を確認した。事故原票データの掲示がある際、事故原票の属性、公開期間、事故内容(全事故か死亡事故のみ)を整理したものを図 2-5に示す。 兵庫県、鳥取県、福岡県は全事故データを公開している。 群馬県は死亡事故データを公開している。 6割弱の都道府県はオープンデータポータルサイトに交通事故に関する事故原票データやその統計結果を公開していない。 8 石川県警察本部のHP,https://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/trafficsafety/upload/_nishi1.JPG 9 例えば,愛知県庁のHPに事故オープンデータを掲示していない.https://www.pref.aichi.jp/life/7/

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