交通事故オープンデータの活用に向けた+地理情報システムにおける可視化・解析+ツールの開発
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4 2. 研究動向の整理及び本研究の位置づけ 本章は、交通事故マップの公表等の最新動向、都道府県の警察本部が公開した事故データの内容、そして、警察庁が公開した交通事故オープンデータを紹介した上で、本研究の位置位置づけ等を述べる。 2-1 交通事故マップの公表の最新動向 各都道府県の県警のHP5から、交通事故マップの掲示有無を確認した。事故マップの掲示がある際、掲載内容(死亡・重傷・軽傷等)、交通事故の発生期間、及び公表形式(Web地理情報システム(以下、GISと称する)の地図、PDF等電子データ)を整理した結果を図 2-1に示す。 約半数の県警はオンラインのWeb GISツールを用いて、事故発生マップを公表している。 約24%の県警はPDF等電子データか画像データで事故発生マップを公表している。 約26%の県警は事故発生マップを公表していない。 背景地図:地理院タイル 図 2-1 事故発生マップ公表の調査結果(2020年6月時点) 5 例えば,愛知県警のHPに死亡・重傷事故のWeb GIS地図を掲載している.https://www.pref.aichi.jp/police/

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