都市構造別にみる市街地内低未利用地の活用方法について
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38 耕作放棄地活用について 耕作放棄地活⽤のアンケート結果を図 4-5、⾃治体⾃⾝が耕作放棄地を活⽤している事例を表 4-6に⽰す。 耕作放棄地活⽤の内容としては、農地バンクの創設(⾃治体全域を対象に18%、市街化調整区域を対象に10%)、農地バンク以外での農地の斡旋(⾃治体全域を対象に20%、市街化調整区域を対象に10%)を⾏っている⾃治体が⽐較的多い。また、その他(⾃由記述)の内容を整理すると、農地への再⽣への補助(22⾃治体)、農地中間管理機構の活⽤(8⾃治体)、草刈機の貸出(3⾃治体)などがあった。なお、⾃治体⾃⾝が耕作放棄地を活⽤している事例として、例えば、農家と協⼒した特産品を栽培している⾃治体(4⾃治体)や農業体験⽤の農地として活⽤している⾃治体(3⾃治体)があった。 なお、今回のアンケートでは、「耕作放棄地」の活⽤として調査しているものの、アンケート回答としては「農地」の活⽤に関する内容が多かった。回答者が農地活⽤ではあるものの耕作放棄地に対する活⽤ではないと捉えた場合、記載しないことが考えられるので、今回の調査はあくまで参考として留めておいたほうが良いかもしれない。

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