都市構造別にみる市街地内低未利用地の活用方法について
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2020年度 自主研究概要 報告者: 坪井志朗 研究分野 1.暮らしを支える交通、2.都市空間を創出する交通、3.交通の安全・安心 業務類型 1.調査、2.解析、3.政策検討、4.その他 研究題目または 報告書タイトル 都市構造別にみる市街地内低未利用地の活用方法について 研究の背景・内容 ○背景 ・人口減少、少子高齢化、中心市街地空洞化及び都市のスプロール化等を背景に、都市のコンパクト化、中心市街地の活性化が注目されており、各自治体の行政計画において、持続可能な都市構造を構築することを目的としている自治体が多い。 ・将来的な都市構造を検討する中で、中心市街地のあり方、市街地周辺のスプロール地域の対応方法など、一つの立地適正化計画の中でもその地域に適した目標像を設定している。その中でも低未利用地(空き家・空き地・耕作放棄地等)の活用は人口減少社会においては必要不可欠である。 ○目的 ・本研究では、豊田市の低未利用地の傾向と現在の低未利用地の活用方法を整理した上で、新たな活用手法について知見を得ることを目的とする。 研究結果・ 得られた知見等 ・立地適正化計画を策定している自治体の整理、立地適正化計画を策定している自治体への低未利用地に関するアンケート調査、豊田市での低未利用地の対策方向性や活用可能性について検討した。特に、空き家活用については、その分布状況から4つのクラスターに分類し、それぞれの空き家活用方向性について提示した。 研究成果 社会への貢献、 報告、技術的特徴等 *予定含む・市街地内の低未利用地への対策や低未利用地を活用することは、今後多くの自治体が必要となると考える。現在の課題や対策内容、自治体自身が活用している事例を把握することで、将来的にこれらのことを考える自治体への参考資料となる。 所内の担当者氏名・担当者 坪井志朗 協力先名 立地適正化計画の居住誘導区域を策定している335都市(アンケート調査)豊田市定住促進課、農業委員会事務局(ヒアリング先) 愛知県都市整備局 都市基盤部 都市計画課(都市計画基礎調査の提供) 問題点・課題・今後の研究予定・その他 本研究は日本学術振興会「若手研究」(2020.4~2023.3)の助成を受けて実施した。 関連論文(2020年度) (当年報掲載ページ) なし

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