都市構造別にみる市街地内低未利用地の活用方法について
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7 空き地の現状と課題 国⼟交通省が発表している、空き地⾯積及び空き地率の推移を図 2-4に⽰す。 空き地⾯積は年々増加傾向にあり、2013年には1554㎢、空き地率8.2%となっている。空き地の将来推計が算出されていないが、国内⼈⼝が減少傾向である以上、空き家と同様に空き地についても増加すると考えられる。なお、この統計は、原野、荒れ地、池沼なども含んだ⾯積及び率となっており、純粋に建物跡地としての空き地ではないことに注意が必要である。 また、国⼟交通省の調査で、空き地が発⽣することによって、雑草・雑⽊の繁茂、落ち葉などの散乱、草⽊の越境、害⾍の発⽣といった悪影響は⽣じており、近隣住⺠への⽣活環境を害していることが課題として挙げられている(図 2-5)。 図 2-4 空き地⾯積及び空き地率の推移4 図 2-5 管理不全⼟地に対する苦情の内容5 4 国⼟交通省(2013):⼟地基本調査 5 国⼟交通省(2019):空き地対策に関する実態把握調査

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