自転車通行空間利用率向上に向けた新たなアプローチの試みと地域への展開
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20おり、個⼈属性や居住地域の⾃転⾞通⾏空間の実態、道路構造といった共変量の影響を踏まえても通⾏位置意向に影響を与えることがわかる。符号はいずれも正の値であり、当該情報提⽰が有意に⾞道通⾏意向を⾼めている。オッズ⽐をみると、SI群ダミーが1.253、罰則情報群ダミーが1.569である。以上から、本分析を通じて、それぞれの情報提⽰によって提⽰しない場合に⽐べて約1.3倍〜1.6倍、⾞道通⾏意向を⾼める可能性があることが⽰された。 表 3-4 検討に⽤いた変数 項⽬ 変数 備考 情報提⽰内容 SI群ダミー 罰則情報群ダミー 制御群ダミー モデルでは除外 個⼈属性 男性ダミー ⾼校⽣ダミー 若年(19-29歳)ダミー 中年(30−64歳)ダミー モデルでは除外 ⾼齢(65歳以上)ダミー ⾃転⾞利⽤頻度(1ヶ⽉当たり⽇数) 公共交通利⽤頻度(1ヶ⽉当たり⽇数) BMI ⾒えづらさ(まったくない(1)〜いつもそうだ(6)) 聞き取りづらさ(まったくない(1)〜いつもそうだ(6)) シティサイクルダミー 電動アシストダミー ロード・クロスバイクダミー マウンテンバイクダミー モデルでは除外 保険加⼊ダミー ヘルメット着⽤ダミー 過去3年間の⾃転⾞事故件数 過去1年間の⾃転⾞ヒヤリ経験数 居住地域の⾃転⾞通⾏空間の実態 普段利⽤する道路の⾃転⾞道整備割合 普段利⽤する道路の⾃転⾞専⽤通⾏帯整備割合 普段利⽤する道路の⾞道混在整備割合 普段利⽤する道路の⾃転⾞通⾏位置明⽰歩道整備割合 リスク認知 ⾃転⾞事故の発⽣リスク認知(まったく知らない(1)〜極めて知っている(6)) ⾃転⾞事故の脅威リスク認知(まったく恐ろしくない(1)〜極めて恐ろしい(6)) ⾃転⾞事故の回避リスク認知(絶対に回避できる(1)〜絶対に回避できない(6)) 道路構造 多⾞線ダミー 2⾞線ダミー モデルでは除外 ⾃転⾞専⽤通⾏帯ダミー ⾞道混在(⽮⽻根)ダミー 通⾏空間なしダミー モデルでは除外

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