36 6.2 検証用交差点について 提案する最適化計算結果を検証するための準備として、シミュレーション中に仮想的に交差点を構築し、車両種類とその属性を設定するとともに、車両の走行ルートと出発時間の設定を行う。 交差点の幾何構造は平面交差の計画と設計基礎編ー計画・設計・交通信号制御の手引,2018に掲載されている交差点需要率の計算例と同様とする。各車線の条件図6-7に示す。飽和交通流率は信号制御の設計において重要な項目であるが、シミュレーションの各レーンの飽和交通流率は計算例で提供された値と異なる可能性が高い。シミュレーションで検証するため、シミュレーションの飽和交通流率を用いて信号制御時間の計算と検証を行う。シミュレーションに各流入部の飽和交通流率はセクション5.1に検証用交差点の同じである。 信号現示は計算例もセクション5.1に検証用交差点の同様で設定する。現示1は東西方向の全流入部が進行可(直進と左折が優先される)、現示2は東西方向の右折のみ進行可、現示3は南北方向の全部流入部が進行可(直進と左折が優先される)とする。 図 6-7アルゴリズム検証用交差点の流入部状況
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