リアルタイム情報に基づく平面交差点信号制御システム最適化に関する研究
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26 図 5-3 検証用交差点の現示設定 5.2 交通需要のシナリオ 実際の交差点においては、交通状況は常に変化している。本研究は、リアルタイム情報に基づいて信号制御最適化の一環とするため、様々な条件の異なる交通状況への適用可能性を検証することは重要である。 そのため本研究では、全部で4つのシナリオを想定する。参考文献14)の計算例と近似する交通需要をベースとする条件はシナリオ1とする。東西方向と南北方向の交通量の増加あるいは減少させてその他のシナリオを想定する。ただし、交差点の需要率が0.9以下を確保するために、東西方向の交通量が増加する際は、南北方向の交通量を減少させる。設定したシナリオを表5-1に示す。具体的な交通需要は図5-4~5-7に示す。 表 5-1 各シナリオに交通需要の変化状況 シナリオ 東西方向 南北方向 1 ベース ベース 2 増加 減少 3 減少 増加 4 減少 減少

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