19 以上を踏まえ、本研究ではオープンソースの交通ミクロシミュレータSUMO(Simulation of Urban MObility)を選択する。交通流理論的には、2001年に誕生したSUMOは車両追従理論に従って、様々な追従モデルを利用できる。さらに、オープンソースのため、追従モデルのパラメーターを具体的な状況によって設定でき、新たなモデルも導入できる。機能的には次の特徴を持つ。一つのセグメントから広域的な交通ネットワークまでの交通シミュレーションを実現できること、全種類の交通方式をシミュレーションできること、ディテクターを設置できること、信号制御方式とそのサイクル時間および各現示の青時間を変更できること。上述の特徴を理由として、SUMOの使用を決定する。 SUMO、主に二つのインタフェースがある。一つは「NETEDIT」というネットワーク編集ツール。もう一つは「SUMOGui」というシミュレーション実行インタフェース。 図 4-4 NETEDITの信号編集インタフェース
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