高齢者に対する施策の実施が健康寿命に及ぼす影響に関する研究
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42 本研究では,健康寿命および平均寿命、健康寿命と平均寿命の差、健康寿命の増減、平均寿命の増減、健康寿命と平均寿命の差の増減に影響する要因について分析を行う.健康寿命と平均寿命に影響する要因は異なることが予測されることや,1時点の寿命だけでなく健康寿命の増減に対しても都市や交通の要因が影響していることが予測されるためである. これらに影響する要因を分析するために,本研究ではこれら6つを目的変数,各種指標を説明変数とした重回帰分析を行う.ここで,中核市60市のデータを分析するが,データ数に対して指標が多すぎる.そのため,まずは指標について主成分分析を行った.主成分分析の結果,寄与率が5%以上の5つの主成分について解釈をした.主成分分析の結果から,固有値表を表 8に示す.また,主成分負荷量を表 9に示す. 各主成分負荷量から,主成分1を施設利用、主成分2を高齢者の活性、主成分3を都市での交流、主成分4を都市の暗さ、主成分5を都市のサービスと解釈した.各主成分の解釈を表 10に示す. 表 8 固有値表 固有値表主成分固有値寄与率累積寄与率110.3728.02%28.02%25.5815.09%43.11%34.0510.95%54.06%42.617.05%61.11%51.975.32%66.43%61.704.61%71.04%71.383.74%74.77%81.113.01%77.79%91.082.93%80.71%100.882.38%83.09%・・・・・・・・・・・・

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