8 高齢者のバス運賃施策の内容について，その内訳を図 6に示す．こちらは，アンケートへの回答があった自治体はその結果，アンケートへの回答が無かった自治体の分は，各自治体の各種計画から調査を行い集計を行ったものである．ここでの「無料」は高齢者のバス利用運賃を無料とするもの，「定額」は高齢者のバス利用1乗車を100円や200円の定額とするもの，「乗り放題」は一定期間の料金を支払うことでその期間のバスが乗り放題となるもの，「割引」は高齢者のバス運賃が割り引かれるものとなっている．複数の施策を行っている自治体もあるが，ここでは，それぞれで集計を行っている．「乗り放題」の実施が最も高く25.0%，「定額」の実施が次いで23.3%となっている． 図 6 高齢者のためのバス運賃施策の内容 2－3.高齢者のための健康寿命延伸施策 福祉系へのアンケートの結果から，中核市の高齢者の健康寿命に関する定量的な目標設定・定性的な目標設定の状況について図 7に示す．定量的な目標設定を行っているのが43.8%，行っていないのが56.3%となった．また、定性的な目標設定を行っているのが59.4%，行っていないのが40.6%となった．定量的目標設定の内容としては，基準の年までに健康寿命を○歳にするなどが大多数であった．また，定性的な目標設定の内容としては，健康寿命を延伸するや，平均寿命と健康寿命の差の縮小などが挙げられていた． 図 7 高齢者の健康寿命に関する定量的な目標設定と定性的な目標設定の有無 6.7%23.3%25.0%15.0%0%5%10%15%20%25%30%無料定額乗り放題割引定量的な目標設定を行っている44%定量的な目標設定を行っていない56%定性的な目標設定を行っている59%定性的な目標設定を行っていない41%
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