過疎地域におけるコミュニティ交通の持続可能性に対する意識と取り組み
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43 5-2.分析結果 数量化理論Ⅱ類の分析結果を表5-2に示す。人材と財源の確保可能性の両方の結果を示している。レンジ欄の[ ]内の数字は、レンジ大きさの順位を表している。上位5位以内を太字で示している。 (1)結果の概要 人材と財源ともにレンジが最大になっているのは、評価改善の項目である。評価改善をしていないに該当する件数は少ないが、「評価・改善」なしでは持続可能な運営は困難といえる。 表5-2 コミュニティ交通の持続可能性に影響する要因の分析結果 件できない← →できるできない← →できる区分アイテムカテゴリー数スコアレンジスコアレンジ人キーパーソンなし260.160.3000.260.505あり28-0.14[12]-0.24[10]準備段階支援なし250.200.3770.150.281あり29-0.17[11]-0.13[15]自治体計画なし6-0.240.267-1.261.422あり480.03[13]0.16[5]評価改善なし5-2.532.791-2.482.736あり490.26[1]0.25[1]運行形態変化なし40-0.240.937-0.120.476あり140.69[6]0.35[12]他事業補填有無なし45-0.040.2360.000.011あり90.20[14]0.01[16]補助・助成割合なし140.230.6170.431.1578割未満19-0.38[9]0.46[7]8割以上210.19-0.70企業支援なし45-0.030.1830.060.359あり90.15[15]-0.30[14]環境人口密度200人/km2未満160.671.5900.530.886(自治体)1千人/km2未満210.24[4]-0.11[9]1千人/km2以上17-0.92-0.362040年将来推計0.6未満11-1.281.652-0.390.492人口の変化率0.8未満250.30[3]0.10[11]0.8以上180.370.10サービス最多運行形態曜日別30-0.200.586-0.120.931平日のみ170.38[10]0.42[8]毎日7-0.05-0.51最多頻度5便/日未満180.060.1540.021.20215便/日未満120.07[16]-0.81[6]15便/日以上24-0.080.39運行形態デマンド運行22-0.380.635-0.220.363定時定路線320.26[8]0.15[13]支出1千万円/年未満220.400.6890.881.6183千万円/年未満14-0.29[7]-0.45[4]3千万円/年以上18-0.26-0.73一人当たり総支出1千円/人未満19-0.521.438-0.672.2672千円/人未満17-0.38[5]-0.80[2]2千円/人以上180.911.46収支率0.05未満21-1.031.969-0.861.9900.2未満180.41[2]1.13[3]0.2以上150.94-0.16相関比 η20.531相関比 η20.394判別的中率85.2%判別的中率75.9%

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