33 3-3.5年後の運行継続の見通しに関するクロス集計 ここでは、5年後の運行継続の見通し(人材や財源の確保可能性)と地域環境や移動サービス運営状況(運営に対する考え方ともいえる)の関係を概観するため、回答団体が位置する自治体の社会経済指標と人材や財源の確保可能性との関係について、クロス集計により把握する。 なお、ここでの集計結果は傾向を確認するためのものであり、統計的な有意性は検討していないことに留意が必要である。統計的な分析は以降の章で行う。 (1)5年後の運行継続の見通しと地域特性のクロス集計 人材確保の見通しは、過疎地域では都市地域・郊外地域と比べて厳しい傾向にある。 財源確保の見通しは、都市地域では「問題なく確保できる見通し」が最も多い一方、「確保できないかもしれない」「確保できない」の割合が特に多い。 図3-26 5年後の運行継続の見通しと地域特性のクロス集計 人材確保の見通し財源確保の見通し地域特性50%48%14%30%10%33%39%33%30%19%42%33%0%0%6%3%10%1%0%20%40%60%80%100%都市地域(10)郊外地域(21)過疎地域(36)全体(67)問題なく確保できる見通しを持っているなんとか確保できる見通しは持っている確保できるかどうかわからない確保できないかもしれない確保できない40%33%25%30%20%33%36%33%20%33%36%33%10%0%3%3%10%1%0%20%40%60%80%100%都市地域(10)郊外地域(21)過疎地域(36)全体(67)問題なく確保できる見通しを持っているなんとか確保できる見通しは持っている確保できるかどうかわからない確保できないかもしれない確保できない都市地域:商業・業務施設、住居が集積している地域郊外地域:都市地域と過疎地域の間にあり、住居や田畑が混在する地域過疎地域:住居がまばらで田畑や山林の多い地域
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