8 2－2.調査対象事例抽出のための文献調査 コミュニティ交通の事例調査の対象事例を抽出するための文献調査を行った。国土交通省、NPO法人全国移動サービスネットワーク、トヨタ・モビリティ基金の助成対象事業などの事例を確認した。調査の結果を表2-3に示す。 これらのほか、研究会メンバーが推薦した事例や、NPO法人全国移動サービスネットワークが把握している事例等を候補とした。 表2-3 調査対象事例抽出のための文献調査結果 事例集・関係事例 収録件数 特徴・留意点 備考 ①国交省：地域公共交通活性化事例 （地域公共交通支援センター（国土交通省）） 2010～2019年の間で、本研究に関連するのは67件 テーマ別件数※重複あり コミュニティバス34件（8件） デマンド交通39件（6件） 福祉交通1件（0件） 福祉有償旅客運送15件（4件） （）内は大臣表彰受賞事例数 • 個別のコミュニティ交通導入事例だけでなく、複数のモード連携や地域全体の取り組みなども含む • 事業者名や自治体の窓口に関する情報も収録 • 運輸局が収集した情報のため「許可又は登録を要しない運送」が漏れている可能性 2009年以前や鉄道等も含めると全体で307事例 ②移動ネット：地域と社会福祉法人等でつくる高齢者の外出支援地域における公益的な取組として高齢者の外出支援を実施している法人 （NPO法人全国移動サービスネットワーク） 179件 うち、9事例で詳細な内容を紹介 • 社会福祉協議会による事例が大部分を占める ③TMF：トヨタ・モビリティ基金の「地域に合った移動の仕組み作り」の活動助成交付団体 29件 • 情報技術の活用や、地域の多様な分野（交通、福祉、教育、医療、観光等）で活動する行政、市民、公共交通事業者、ＮＰＯ等による連携を図っている事例
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