過疎地域におけるコミュニティ交通の持続可能性に対する意識と取り組み
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7 (4)文献①②③の調査結果のまとめ これまでに整理した文献①②③の調査結果のまとめとして以下のように整理した。 【得られた主な知見】 • 導入時にしっかり検討した事例の方が効果発現や利用者増につながりやすい • お金の問題より人手の問題が深刻かもしれない • 旅客運送事業者以外の団体にとっては事故リスクも課題 【残された課題】 • 導入経緯が継続見通しにどのように影響したのかは未知 • 評価指標、キーパーソン、新技術活用状況、持続可能性に対する考え方は、参照した文献では把握されていない 【事例調査の方針】 • 以上で整理した「得られた主な知見」や「残された課題」を検証する質問を企画する • 既存調査結果等から特徴的事例を抽出し、過疎地域を中心に百件程度の事例(事業主体)を対象にアンケート調査(その後10件程度を選んでヒアリング調査) • コロナ禍がコミュニティ交通の持続可能性に大きな影響を及ぼしている可能性があることから、その影響も把握する • コミュニティ交通が地域の維持に貢献している状況を把握することも視野に入れた調査の可能性も検討する(本研究とは別枠での調査が必要)

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