重度障がい者の外出を伴う余暇活動の企画・実行プロセスと交通配慮事項に関する研究
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41-4.本研究の対象 上述のように、重心者はその判定基準を国が明示しているものでないことから、正確な実態は把握できておらず、その対象が地域によって異なってくる可能性がある。本研究は、実態把握における初期段階の研究に位置づけられるものであり、柔軟な対応を行ううえでも比較的把握しやすい対象を選定することが望ましいと考える。よって、ここでは、愛知県豊田市に居住する方を対象に実施する。図 1-3、図 1-4は豊田市における年齢別の平成30年から令和2年における在宅および施設入所重心者数の推移を示している。全体的に在宅の重心者が多く、年々その傾向が加速していることがわかる。また、高齢になるに従い、在宅の人数は減少し、施設の人数が増加していることも読み取れる。 図 1-3 年齢別在宅重⼼者数の推移 図 1-4 年齢別施設重⼼者数の推移 01020304018‐19歳20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代⼈数(⼈)在宅H30在宅H31在宅R201020304018‐19歳20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代⼈数(⼈)施設H30施設H31施設R2

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