31施設D 多彩な体験・経験の提供 と。⼀⼈暮らしの利⽤者もおり、楽しみにされている⽅が多い。 利⽤施設の制約(新鮮さの⽋落) ⾷事の場所の設定に配慮が必要になる。また、訪問施設がマンネリ化する。⾏ける場所(依頼できる場所)が限られるため、新鮮味がなくなってくる。 職員のモチベーション向上 利⽤者が楽しんでもらえるのが最もよい。利⽤者の違った⼀⾯が⾒られるのは職員にとっても楽しみになっている。 時間の制約 トイレに時間がかかると、時間制約の関係で、トイレと⾷事だけでバタバタしてどこにも⾏けないといったことになる。 他者への配慮 障害によっては声を発ししてしまう⽅もいるので、映画鑑賞時などはやや⼼配になることがある。 外出を伴う余暇活動を成功させるための秘訣 表 4-12に外出を伴う余暇活動を成功させるための秘訣について伺った結果を示す。当該活動を成功させる上では、事前計画に加え、職員の対応が重要であるとの指摘がほとんどである。特に職員の目的意識の理解、連携、自身も楽しむことなどが秘訣であると指摘されている。 表 4-12 外出を伴う余暇活動を成功させるための秘訣 秘訣 理由 施設A ⽬的を職員が把握すること 何のために企画するのかをはっきり理解していないと運営の⽅向性がずれてしまう。 スケジュールの柔軟性 スケジュールを絶対守らないといけないという固定観念をはずすことも重要。起こりえないことが起こることは多い。組織として何か起きたときに報告し、フリーの職員の指⽰にしたがって対応することが重要になってくる。 施設B 職員⾃⾝が楽しんでいるか スタッフがいやいや対応しているような外出は利⽤者の気分も乗らない、気分が落ちたりする。 事前の計画 ⾏き当たりばったりでは時間、コスト、⼈員の⾯で課題が⽣じる。 施設D 職員の連携 適宜連絡を取り合い対応することが⼤切。
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