28 外出を伴う余暇活動を⾏うに当たっての重⼼者と職員の対応数 表 4-9に外出を伴う余暇活動を行うに当たっての重心者と職員の対応数を示す。施設A及びCでは車いすを押すという点からも重心者に対して1名の職員がつくと回答している。他方、施設Bは人手不足のため、重心者が含まれていたとしても、3〜4人の利用者を職員1名で対応せざるを得ないといった指摘がなされている。 表 4-9 外出を伴う余暇活動を⾏うに当たっての重⼼者と職員の対応数 内容 施設A 1(利⽤者)対1(職員)で対応 基本、重⼼利⽤者1⼈に対して1名の職員がつく。⾞いすを押さないといけないため。⽚⼿で押すという施設もあるようだが、安全性の課題があるため本法⼈ではやらない。ただ、知的の⽅とあわせて外出するという場合は、マンツーマンとせず、フリーの職員を1名配備して対応するという⽅法を取ることもある。 施設B 複数(利⽤者)対1(職員)で対応 重⼼の⽅が含まれていたとしても、3〜4⼈の利⽤者をスタッフ1名で対応している。⼈⼿不⾜のため現実問題、細かい要望に応えられない場合も多い。遊園地など⾏けるとよいが、スタッフと利⽤者マンツーマンで応対できるほどの体⼒は本法⼈にはない。 施設D 1(利⽤者)対1(職員)で対応 外出の際には、重⼼および⾞いす利⽤の⽅には職員が1名つく(⾞いすを押すために必ず)。それ以外の障害については、程度に応じて職員数は変わる。重⼼の⽅が外出される際は、看護師が必ず同⾏する。加えて施設で当該利⽤者を担当している主担当職員(もしくは散歩などの各種活動で関わりの深い職員)が参加する。また当⽇は常勤職員が必ず1名は参加する。
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