重度障がい者の外出を伴う余暇活動の企画・実行プロセスと交通配慮事項に関する研究
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214-2.結果 外出を伴う余暇活動への参加状況 表 4-3に外出を伴う余暇活動への参加状況を示す。遠方への外出は施設によらず、年1〜2回が多い。当該外出日が他施設の利用日と重なる場合などでは参加されない場合もあるとのことだが、いずれの施設も原則、全員参加されている。このような遠方の外出の他に、買い物、散歩などはある程度高頻度行われているが、その頻度は施設によって様々であるし、参加される方も全員ではない。 表 4-3 外出を伴う余暇活動への参加状況 主な外出を伴う余暇活動の内容 参加状況 参加されない方の特徴施設A ・遠方への外出(年1回、利用者によって行き先は異なる、2019年:静岡おさかな広場、フライトオブドリームス、ららぽーと名古屋みなとアクルス、レゴランドのいずれか) ・季節行事(お祭り等) ・買い物(月1回) ・遠方への外出:全員、どれかに参加 ・買い物:全員ではない 施設B ・遠方への外出(年1回) ・買い物(1〜2週間に1回、近くのコンビニ、) ・散歩(毎日) ・遠方への外出:基本、全員。ご家族は参加されない。姉妹施設(小牧)は入所型のためご家族も参加される ・買い物:車いすを使わずに歩ける方のみ(重心の方は行かない) ・散歩:全員 通所型の施設であるため、外出日が他施設の利用日と重なるとスケジュール的に参加できないということがある 施設D ・遠方への外出(年2回) ・散歩(週1~2回) ※タイムスケジュールにおける散歩の時間に実施(散歩班というグループが担当。他にも音楽班、食事班、体力班などがある) ・遠方への外出:基本、全員参加するが、1回/年にするという方もいる。また、医療的ケアが必要な利用者の場合、行ける場所が限定される。またご家族の了承が必要になる。 ・散歩:希望者が参加する(全員ではない)

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