14いう枠組みでの実態を伺った。表 3-5に2019年度に実施した最も大きな外出を伴う余暇活動の内容を示す。多くの事業所が豊田市近郊の施設を選択しているが、施設A、施設Eは県外の施設、行楽地を選択している。参加人数は施設規模によらず数名から最大20名程度となっている。同行する職員は参加利用者の4割から、施設によっては職員数の方が多いところもある。交通手段は多くが施設の福祉車両を利用しており、その他、レンタカー、介護タクシー、貸切バスなども利用されている。当該余暇活動で重心者が参加したと回答した施設は4施設(施設A、B、C、D)であった。なお、参加した利用者のうち、何名が重心者であったかまでは確認できなかった。 表 3-5 2019年度に実施した外出を伴う余暇活動の内容 1)当該余暇活動の外出先の決定⽅法 以下では、上記で言及した2019年度に実施した外出を伴う余暇活動に重心者が参加した施設とそうではない施設に分けて、重心者が参加した場合の外出を伴う余暇活動の特徴を整理する。先の表 3-5の整理を踏まえ、ここでは、施設A、B、C、Dを外出を伴う余暇活動に重心者が参加した施設、それ以外(施設E、F、H、I)を重心者が参加しなかった施設と位置付ける。 表 3-6は2019年度に実施した余暇活動の外出先の決定方法を示している。施設職員の提案による決定が全体的に多い。重心者の参加状況に着目すると、重心者が参加した施設は、参加しなかった施設と比べて、利用者の家族の希望、利用者の参加人数などによって外出先を決定している傾向がみられる。重心者が参加した施設では全体的に決定理由に与える要因が多い。 表 3-6 当該余暇活動での外出先の決定⽅法 ■重症心身障害者が参加したもの 利用者の希望利用者の家族の希望施設職員の提案利用者の参加人数利用者の身体的負担外出の際の交通手段の制約施設職員の確保・負担の程度外出先のトイレ等の施設状況外出先の感染リスク等安全性天候に大きく影響されないこと季節や季節の行事など施設A○○○○○○施設B○○施設C○○○○施設D○○○○○○○施設E○○施設F○○施設H施設I○○○○○○○重心者参加(%)7575757550005002550重心者不参加(%)5025752525025250025
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