次世代自動車(電動車両)の災害活用に関する研究
32/54

27なお、「電動車両あり・コンセント搭載あり」の割付セルで、「クルマに装備されたメーカー純正で容量100W程度の100V電源(コンセント)」を選択した割合が56.7%と多い。設問の選択肢の意図は、本調査の対象としている100V1,500Wよりも容量の小さい100W程度のコンセントの保有を尋ねるものであったが、これらのコンセントの容量の違いが認識されていない可能性もある。 3)ブラックアウト後に、購入した電源 14.9 8.2 4.2 3.4 3.2 2.9 2.7 1.6 1.6 1.6 2.1 66.8 16.4 11.9 9.0 9.0 4.5 3.0 3.0 7.5 9.0 3.0 1.5 50.7 12.9 8.4 3.2 1.3 2.6 4.5 3.2 0.6 0.0 1.9 2.6 69.0 16.1 6.5 3.2 3.2 3.2 1.3 1.9 0.0 0.0 0.6 1.9 71.6 0%20%40%60%80%モバイルバッテリー(交流100V出力がないもの)クルマで使用するスマホ充電器ポータブル電源(交流100V出力があるもの)クルマに装備されたUSBポート(純正、後付けどちらも可)クルマで使用するDC12V・AC100Vインバーターモバイル型のソーラーパネル(200W程度まで)エンジン式の発電機(ガソリン・カセットボンベ式)PHEV・EV用の外部給電器クルマに装備されたメーカー純正で容量100W程度の100V電源(コンセント)屋根などに固定した家庭用ソーラーパネルその他地震後、購入しなかった全体(n=377)電動車両あり・コンセント搭載あり(n=67)電動車両あり・コンセント搭載なし(n=155)電動車両なし(n=155) 全体において、ブラックアウト後に最も追加購入された電源は「モバイルバッテリー」(14.9%)であった。一方で、「地震後、購入しなかった」割合が66.8%と最も高かった。「電動車両あり・コンセント搭載あり」の割付セルでは、全体に比べて、「地震後、購入しなかった」(-16.1pt)割合が少なく、災害対策等への購買行動に積極的であると推測される。

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る