高齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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26(2)実験参加者の道路環境別の走行状況 前項に示した考え方で道路環境を分類し、それぞれの道路環境における実験参加者の走行距離を集計した表を表2-21に示す。なお、市街化の状況は、前節で用いた2区分を、市街化区域、市街化調整区域、都市計画区域外の3区分とした。 また、車道幅員は、データの仕様上は「13.0m以上、5.5~13.0m未満、3.0~5.5m未満、3.0未満、未調査」の5区分があるが、分析対象範囲の中では3.0m未満と、未調査は存在せず、13.0m以上の割合は全体の2%であることから、5.5~13.0未満と統合して5.5m以上と区分した。また、3.0~5.5mは、5.5m未満とした。 ここで、各道路環境で参加者の走行距離が短い場合や、特定参加者の走行割合が高い場合は分析対象から除外する。その閾値として、走行距離が100km未満、参加者別利用割合の1位の割合が30%以上の場合、分析対象外とした。 表2-21 分析対象とする道路環境の判定 走行距離(km)参加者別利用割合TOP3車道幅員市街化の状況土地利用期間1-0期間1-1期間1-2期間1-3総計1位2位3位判定5.5m市街化区域建物用地4693703732351,44714%13%10%対象以上農用地5441432916714%13%13%対象道路5049412816726%13%7%対象その他5339362815613%11%10%対象森林34441635%25%11%対象外市街化調整区域建物用地4103443322111,29714%11%9%対象農用地3162722421721,00214%10%10%対象道路6970673223825%11%11%対象その他124991016839216%16%13%対象森林90831165434221%19%16%対象都市計画区域外建物用地6101894456%13%13%対象外農用地83852468%14%8%対象外道路00000100%0%0%対象外その他214712466%17%12%対象外森林15312857970%16%6%対象外5.5m市街化区域建物用地20214912410157520%13%11%対象未満農用地191412156029%24%11%対象外道路108652921%20%16%対象外その他201711116024%16%13%対象外森林0000139%20%19%対象外市街化調整区域建物用地11791735933915%14%10%対象農用地21817913912966532%13%10%対象外道路211611166431%18%12%対象外その他115752924%14%13%対象外森林86632331%21%18%対象外都市計画区域外建物用地0111274%10%7%対象外農用地0214745%28%21%対象外道路00000---対象外その他1000127%24%19%対象外森林4146103331%26%19%対象外総計2,3001,9331,8131,2397,28514%11%9%※判定は、走行距離の総計が100km未満、または、参加者別利用割合の1位が30%以上の場合「対象外」とした

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