高齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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11これらのデータを利用して分析を進めるためのデータ処理方法を以下に述べる。 図2-2 分析対象エリア(豊田市全域を含む⾧方形で囲まれたエリア) デジタル道路地図データのプレ処理を行う。 ○マップマッチング対象エリアを大メッシュ(49×35)及び小メッシュ(4900×3500)に分ける。 トリップデータの抽出・プレ処理を行う。 ○プローブデータをもとに、秒間速度の差分により加速度を算出する。 ○算出した加速度を属性値としてプローブデータに追加する。 抽出したトリップデータを用いて、通過した大メッシュ及び小メッシュに含まれるリンク集合を抽出し、候補対象リンク集合とする。 ○大メッシュに含まれるリンクを抽出する際、リンク⾧をリンクコストに設定する。 ○小メッシュに含まれるリンクを抽出する際、リンク⾧の1/10をリンクコストに設定する。 トリップデータの起点・終点ノードと結ぶVirtualリンクを候補対象リンク集合に追加する。 ○起点・終点ノードがある大メッシュに含まれるリンク集合に対して、各リンクの一方通行の道路規制情報を考慮した上、起点・終点ノードから各リンクの接続点と結ぶVirtualリンクを候補対象リンク集合に追加する。 候補対象リンク集合内でダイクストラまたはエースターアルゴリズムを用いて、起点ノードと終点ノード間の最短経路を探索する。

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