62-1-4.公道実証実験のスケジュール 公道実証実験のスケジュールを表2-3に示す。2018年度に実施した実験では対象者を確保するために期間をずらして2回実施したが、今回の実験では⾧期的な効果を検証することが目的であるため、少人数で⾧期間の実験を行うこととした。 実験では、機器設置後最初のおよそ1か月の期間は警報が鳴らないように設定した期間(警報OFF期間)を設け、平常時の運転行動のデータを収集する期間とした。その後警報が鳴るように設定した期間(警報ON期間)を4か月程度設け、警報開始後の運転行動データを収集した。 表2-3 公道実証実験のスケジュール 時期 実施内容 4月~5月 モニター募集(2-2で詳述) 設置機器の調整、決定 6月上旬 機器設置、警報OFF期間開始 6月下旬~7月上旬 警報ON期間開始 7月 警報ON期間 8月 警報ON期間 9月 警報ON期間 9月下旬~10月上旬 実験終了 機器取り外し(EL、DD利用者には引き渡し) 実験に使用した装置のうち、ME(Mobileye570)以外は運転状況等のデータが取得できないため、FCM(以下、ロガー)を用いて実験期間中の運転状況のデータを収集した。 収集したデータを用いて警報なし時の運転状況と警報あり時の運転状況の変化を分析することで、装置による運転行動変化に及ぼす影響を把握した。警報あり時の変化は、2週間を1つの集計単位とした。
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