空間認知特性に着眼した高齢運転者が加害者となる出会い頭事故対策に関する応用的研究
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19 じた」と回答しており,「非常に遅く感じた」など強い違和感を感じたのは,高齢運転者の約5%にとどまっている. 以上より,一部の高齢運転者において,映像の運転が自身の運転との差を意識しているものの,視線挙動の再現性に関しては,概ねできていると回答していること,映像の速度感,ブレーキタイミングにおいても際立った違和感を感じてはいないことからも,ある程度良好なデータが取得されていると判断し,以下の分析を行うこととした. 図 3.11 自身の運転との近しさ 図 3.12 視線挙動の再現性 0%20%40%60%80%100%高齢運転者(n=28)非高齢運転者(n=14)実際の自身の運転と近いある程度自身の運転と近いあまり自身の運転と思えない全く自身の運転と思えない0%20%40%60%80%100%高齢運転者(n=28)非高齢運転者(n=14)できていたある程度はできていたあまりできていなかった全くできていなかった

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