空間認知特性に着眼した高齢運転者が加害者となる出会い頭事故対策に関する応用的研究
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8 図 3.1 選定区間と対象区間(赤枠:男性7位(名古屋市中区小塚町)および10位(津島市百島町献上)) 3-1-2.対象交差点のVR映像の作成 映像は360度カメラにより現地状況を撮影することで作成した.撮影は,空間のみの影響を捉えるべく,他者(歩行者・車両等)の影響のない早朝に実施した. 今回交差点の選定に用いたモデルは,交差点での出会い頭事故の発生件数は推定できるものの,発生時の車両の進入方向は推定できない.そのため,作成する映像について,本来であれば,すべての枝からの進入映像を作成するなどし,包括的傾向に捉えることが望ましいと考えるが,本研究では,映像作成,実験実施にかかる諸費用の制約から,図3.2,図3.3に示す名古屋市中区小塚町の交差点で3方向,津島市百島町献上で2方向からの映像を作成するにとどまった.いずれも箇所においても少なくとも主方向・従方向の映像を1つ以上含むものとし,主従関係の違いによる傾向を捉えることができる配慮を行うこととした. 男性候補(OBJECTID)女性候補(OBJECTID)©google©google©google©google©google©google©google©google©google©google©google©google男性8位男性2位男性10位男性7位女性7位男性11位女性4位女性6位女性8位女性3位女性5位男性16位

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