37 (2)地点② 図 4-7で示した農地転用推定値が高い地域の一つとして、地点②の農地転用推定値及び農地分布図を図 4-9に示す。 市街化区域に囲まれた地域であり、既に一定の宅地化が進行している。また、田んぼよりも畑が広がっている地域であり、都市計画道路が横断する形で計画されている。 この地域は、市街化区域や鉄道駅からも近く、利便性は比較的高い地域であるため、今後も農地転用が進行する可能性があると考えられる。しかしながら、将来的に人口減少することを考慮すると、都市の広域化は抑える必要があり、宅地が一定程度ある場合においても、優良農地は保全し、不必要な開発は防ぐ必要がある。例えば、小学校に近い農地は、小学生が課外授業として農地に携われるために、小規模な区画だとしても、「小学生が育てる家庭菜園地域」等として、保全に止める必要があるかもしれない。 図 4-9 農地転用推定値と農地分布図(地点②)
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