19 3-2-2.目的別農地転用件数の整理 本節では、目的別の農地転用件数について整理する。なお、農地転用目的は様々であり、受領した農地転用データ(17,395件)では133種類の農地転用目的となっている。ここでは、農地転用目的133種類を農地転用目的(大分類)10種類に変換し集計した。 転用目的(大分類)別種類別農地転用件数を表 3-5に示す。住宅を目的とした農地転用件数が最も多く、8,880件であった。また、住宅や駐車場は4条よりも5条での転用が多く、特に駐車場を目的とした農地転用は5条許可での農地転用が突出して多いことから、市街化区域外の農地を駐車場に転用する際に、土地の所有者も変更している事例が多いことが読み取れる。転用目的(大分類)別件数の推移を表 3-6に示す。 住宅を目的とした農地転用は2007年をピークに2009年以降は横ばいであるが、その数は多い。しかし、転用目的(大分類)別に農地転用件数の推移をみても、突出して多くなっている年はない。 転用目的(大分類)別面積区分別農地転用件数を表 3-7に示す。住宅を目的とした農地転用は100㎡未満、100-500㎡において多い。豊田市の住宅の最低敷地面積は市街化区域内で130㎡、市街化調整区域で160㎡であるため17、100㎡未満の住宅を目的とした農地転用は土地の拡大による転用であることが考えられる。 17 『豊田市における住宅の敷地規模に関する指導要綱(過少宅地要綱)』にて定めている
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