7 2-2.豊田市の土地利用状況の推移 2-2-1.土地利用状況の推移 (1)100mメッシュ土地利用の推移 豊田市の土地利用状況の推移を土地利用細分メッシュデータ11から整理する。1976年から2014年の土地利用推移について、市街化区域の土地利用細分メッシュ数の推移を図 2-3、表 2-1、メッシュ数の変化率を表 2-2、市街化調整区域の土地利用細分メッシュ数の推移を図 2-4、表 2-3、メッシュ数の変化率を表 2-4に示す。 1997年~2006年の間で市街化区域内の建物用地のメッシュが大きく増加しており、その後は横ばい状態となっている。一方、市街化調整区域においても建物用地のメッシュが1997年以降増加しているのに加え、田が1997年以降減少傾向にあることが分かる。 メッシュの変化率をみると、市街化調整区域の田の変化率は2006年以降に大きく低下し、2014年と1976年を比較すると75%まで減少していることが分かる。 次に、1976年から2014年の豊田市土地利用細分メッシュを図 2-5~図 2-10に示す。 1976年には市街化区域において田(黄色のメッシュ)が残存していたことが分かるが、2006年ほどから市街化区域はほとんどが建物用地(赤色のメッシュ)となっていることが分かる。また、特に市街化調整区域南部において、建物用地が増えていることが分かる。 これらのことから、市街化区域の宅地化は2006年までに一定まで進んだことで、2006年以降は市街化調整区域の田んぼが宅地化され、郊外の開発は徐々に進行していることが考えられる。 11 国土数値情報 ダウンロードサービスHPからダウンロード、URL:http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/、2020年3月25日閲覧
元のページ ../index.html#12