豊田市都心における来訪者の回遊状況評価手法の開発
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134.基礎的な集計結果 集計対象データは、WPSにより取得したプローブ要求のうち、ランダマイズされていないデータのみを用いている。なお、歩行者だけでなく、自動車やバスなど車両で移動する端末も検知していることに留意が必要である。 集計対象期間は、センサー設置が完了した翌日(2019年9月19日(木))から2020年3月15日(日)である。 基本的な集計量は次の通りである。 表 4-1 基本的な集計量 集計量 内容 アドレス数 各センサーで検知したプローブ要求をカウントする。 10分未満の間隔で、断続的に検知するプローブ要求はその場にい続けている(滞在)と判断し、1回の検知とする。 10分以上検知されない場合はセンサーから離れた(移動)と判断し、次に検知したプローブ要求は1回の検知とする。 (次頁の図4-1を参照) 地点間流動 ある端末が2個以上のセンサーで検知された場合、検知された順に地点間を移動したと考え、2地点間の移動をカウントする (次頁の図4-2を参照) 端末数 ランダマイズされていないプローブ要求を発信する端末数 都心内滞在時間 ある端末が1日のうち豊田市都心に設置したすべてのセンサーのいずれかに最初と最後に検知された時刻の差 単なる通過や住民等の滞在、固定端末からのプローブ要求を排除するため、15分未満と12時間以上は集計対象外としている 地点周辺滞在時間 ある端末が1日のうちあるセンサーに最初と最後に検知された時刻の差 単なる通過や住民等の滞在、固定端末からのプローブ要求を排除するため、15分未満と12時間以上は集計対象外としている なお、大規模イベント時、平常時の説明は次の通りである。 表 4-2 集計対象期間の説明 期間 説明 大規模イベント時 ラグビーワールドカップ(3日間)、Jリーグ(3日間)、トップリーグ(1日間)それぞれの試合開催日と挙母祭り(2日間)の期間(全9日間) 平常時 大規模イベント、年末年始、異常気象(台風)、祝日を除いた日 平常時の平日、平常時の休日(土日)などと分ける場合もある

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