豊田市都心における来訪者の回遊状況評価手法の開発
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10(2)センサー設置に向けた準備・調整 前節に整理した把握したい流動を捉えるためのセンサー設置場所を大まかに選定するとともに、まちなかの商業事業者等への設置協力の呼びかけを行った。 設置個所の選定方針は次のとおりである。 パロッシー設置個所に設置する 中心市街地周辺の施設(豊田スタジアム、スカイホール、美術館、エコフルタウン等)に設置する パロッシーが設置されていないが、把握したい流動を捉えるために必要となる箇所(竹生通り、けやき通りの南側など) 具体的な設置場所の選定にあたっては、豊田市商業観光課や一般社団法人TCCM(Toyota City Center Management)にもヒアリングを行った。 パロッシーへの設置にあたっては、所管する豊田市産業部商業観光課の承諾を得た。ただし、パロッシーは道路上の施設であるため、設置にあたっては道路管理者や交通管理者の許可を別途得る必要があった。 また、中心市街地の施設に設置するにあたっては、豊田市が管理運営に関わる施設が多いことから、豊田市都市整備部交通政策課を通じて依頼をした。 それ以外のまちなかの店舗等へのセンサー設置にあたっては、商業観光課にも相談の上、TTRI単独またはTTRIと商業観光課の担当者とともに、店舗を訪問して依頼した。 上記以外に、中心市街地の集客と魅力の発信を目的に、中心市街地の商業・サービス事業者、企業、および公共施設等33団体が参加する実行委員会である「まちなか宣伝会議」の2019年7月の会合に出席し、加盟団体にWPS設置協力の呼びかけを行った。その結果、駅東開発様からセンサー設置の依頼をいただいた。また、一般社団法人ツーリズムとよた様からデータ活用の依頼をいただいた。

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