人口構成と交通動向を考慮した将来都市構造可視化シミュレーションツールの開発に関する研究
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23 3-3.行政が目標とする鉄道利用者数との比較 移動に関する目標値として、行政計画からその目標値を抜粋し、表 3-4のように整理する。鉄道の目標値をみると、2014年度の鉄道利用者数が61,704人/日に対し、2040年の鉄道利用者数が75,000人/日としており、約122%の増加を目標としていることが分かる。 なお、パーソントリップ調査の2015年では54,923トリップであるため、2040年には122%増となるには、67,006トリップ(54,923×1.22)となる必要があり、2040年推計トリップと比較すると、25,787トリップ分増加させる必要がある。 また、鉄道利用者数の増加の他にも、バス利用者数の増加、ICへ10分以内に到達可能な市民の割合の向上、自転車利用者数(分担率)の向上、中心市街地の歩行者交通量の増加を目標としている。 表 3-4 移動に関する行政目標値 計画名 策定 年月 対象 範囲目標 年次目標値(一部抜粋) 交通まちづくり ビジョン2040 2016.3 豊田市2040年・鉄道利用者数:61,704人/日(2014年度)⇒75,000人/日(2040年) ・バス利用者数:13,281人/日(2014年度)⇒17,000人/日(2040年)豊田市幹線道路網 整備計画 2017.4 豊田市2024年度・ICへ10分以内に到達が可能な市民の割合54%(平成26年度) ⇒77%(平成36年度) とよた快適自転車プラン 2017.3 豊田市2017年・自転車の利用者割合(分担率) H22年(8.9%)から向上 第3期 豊田市中心市街地 活性化基本計画 2018.3 豊田市駅周辺地区2023年・歩行者通行量(昼間9-17時) 31,507人/日(平成28年) ⇒32,584人/日(平成34年)

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