20 3-2.豊田市の将来推計鉄道利用者数 3-1-3で整理した方法を用いて、豊田市の将来鉄道利用者数を推計した。基本ゾーンの区分について図 3-1に示した上で、表 3-1に基本ゾーン別に集計した鉄道トリップ数、表 3-2に2015年からの変化率を示す。 合計値をみると、鉄道トリップが2015年では54,923トリップであったのが、2040年では41,219トリップとなっており、75%に減少している。これは、豊田市の人口が減っていること、特に鉄道利用率の高い若者世代が減少していることが起因していると考えられる。 また、基本ゾーン別トリップ数の変化率をみると、13102、13207の基本ゾーンでは、一度鉄道利用者数が増加するものの、その後低下していることが読み取れる。13102基本ゾーンは鉄道トリップ数が小さいため、誤差であることが考えられるが、13207基本ゾーンは、浄水駅周辺の開発により、将来推計人口においても若者世帯が増加し、鉄道利用者数が増加した結果となったのではないかと推察される。 年齢区分別鉄道トリップ数を表 3-3に示す。15-24歳の年齢区分において、鉄道利用率型か高い一方、25歳以上となると急激に減少していることが読み取れる。これは、20代後半以降になると、自家用車を持ち始め、鉄道を利用すること自体が少なくなることが考えられる。 図 3-1 豊田市の基本ゾーン 1300413003130051300213001131021310113101133021330313207132011320213203132051320413206
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