自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
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41 4-3.単路部と交差点での同調効果の検証(追加分析) 本項では、ビデオデータを用いて、実際にサクラ自転車に同調し、歩道利用から車道利用へ移行した自転車の有無について検証する。なお、単路部では、サクラ自転車の速度が遅いためか、元々車道を通行していた自転車が歩道へ移ったこと事例が確認できたため、単路部と交差点での同調効果を検証する。 4-3-1.分析方法 図4-7に詳細分析箇所と分析内容について示す。詳細分析箇所の西側道路を順走(北進)する自転車の①、②、③の通行位置をビデオデータから確認する。その際、前方や周辺に車道通行自転車(サクラ自転車含む)がいたかどうかを確認し、実際に同調効果なのかどうかを確認する。例えば、地点①の時点では歩道で信号待ちしている傍ら、車道で信号待ちしている自転車がいた場合、車道通行自転車に引きずられ、歩道から車道へ通行位置を変えた場合、車道自転車への同調効果があったことを示す。 図 4-7 詳細分析箇所と分析内容

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