自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
37/52

34 4-1-2.同調実験の方法 (1)調査概要 表4-1に調査概要、表4-2に調査日の状況を示す。走行期間は平日10日間とし、通学・通勤時間帯を設定した。走行台数ははじめの4日間は3台でスポーツタイプとママチャリを1日毎に変更させ、5日目以降は2日間毎に1台ずつ増やし、スポーツタイプとママチャリを混在して実施した。調査員が沿道に立ち、調査票に目視で確認した値を記入する方法を採用した。なお、今後、詳細分析を行う際の活用や同調の瞬間を確認するための資料として、沿道や自転車最後尾の後方向きにビデオカメラを設置した。 表 4-1 調査概要 <自転車同調走行> ○走行期間:2週間(11/11~11/22 平日10日間) ○走行時間:7:10~8:15 ○走行台数:3台→4台→5台→6台 ○走行方法:5秒程度の間隔を空けて連続で走行 交通法規に従い、車道を走行 ヘルメット等の安全対策を実施(スポーツタイプ) 走行速度は調査期間一定となるよう調整(15km/h) ○使用車両:3台時:1日ごとに使用車両を変更(スポーツタイプ→ママチャリの順)→車種の違いによる影響を把握 4台以上:ママチャリ3台+スポーツタイプを段階的に増加 <交通実態調査> ○調査期間:9/11(事前調査) 11/11~11/22(同調実験実施) 12/18~12/19(事後調査) ○調査時間:7:15~8:15の1時間 ○調査方法:目視による自転車通行位置の記入、沿道にビデオカメラを設置し撮影、自転車最後尾の後方に小型ビデオカメラを設置し撮影、 ○調査項目:車道走行率(順走・逆走の影響を考慮) 年齢・性別・自転車種別 同調走行との重複有無および同調の発生

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る