自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
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29 3-2.整備と利用のギャップ実態の調査 3-2-1.方法 選定された空間としての安全面が比較的優れている区間の沿道にて、走行する自転車利用者の車道に整備された自転車通行空間利用状況を把握する。このデータ整理を通じて、特に走行空間として安全面において「優れている」にも関わらず、自転車空間利用率の低い区間を特定する。 (1)調査概要 表3-5に調査概要を示す。調査は10分間ごとの自転車交通について、通行位置、年齢、進行方向を計測した。調査時間は、これまでの調査で、自転車交通量が最も多いことが予想された7:25~8:15とした。調査は、調査員が沿道に立ち、調査票に目視で確認した値を記入する方法を採用した。 表 3-5 調査概要 <調査項目> ○自転車交通量(10分間ごと) ・通行位置(歩道・車道) ・年齢(学生・一般) ・方向(順走・逆走) <調査時間> ○7:25~8:15 (50分間) ※これまでの調査で、自転車交通量が最も多いことが予想される時間帯

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