自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
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26 図 3-5 自転車歩行者道の幅員に関する規定11 車両危険性 車両危険性は、車道において車両との衝突危険性が低い空間を有するか否かを評価しようとするものである。「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」において、車両と空間を共有する「車道混在」の目安は4000台/日とされている。一方、豊田市の矢羽根が整備されている区間(車道混在)で、4000台/日以下の箇所はみられない。ガイドラインの基準はあくまで完成形態を扱ったものであること、豊田市の整備区間の多くが暫定形態であることを踏まえ、ここでは概ね10000台/日未満となる箇所を比較的交通量が少ないと捉える基準を用いることとした。 11 国土交通省:「道路構造令の各規定の解説」https://www.mlit.go.jp/road/sign/kouzourei_kaisetsu.html (2020.2.17閲覧)

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