自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
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8 2-3.アンケート調査による講習会の効果検証 はじめに、各学校の自転車講習会の内容と時間配分について整理する(表 2-3)。朝日丘中学校は前半に全生徒を対象とした講習会、後半に自転車通学者のみを対象とした自転車の整備方法についての講習会を実施しているため、自転車の整備方法についての講習が長くなっている。 講習内容としては、「①自転車の安全利用5則」や「②自転車の危険行為14項目」などの自転車のルールに関することや、「自転車事故について」や「事故発生後の対応方法」等の自転車の事故に関することは全学校、比較的長い時間を使って講習している。また、自転車講習会の内容と時間配分は各学校と豊田市交通安全学習センターとの協議によって決められることから、朝日丘中学校は「⑥夜間の自転車の見え方」についても実施していること、豊田西高校は実技を行っておらず、他の学校と比べ講習時間が短いこと等、学校によって講習内容や時間配分に特徴を持つ。 表 2-3 各学校の講習内容と時間配分 講習内容 方法 講習時間 朝日丘中豊田西高 豊田東高 分%分% 分 % ①自転車安全利用5則 座学 (対話) 34411 4 7②自転車の危険行為14項目 座学 (プリント)68618 7 12③危険な自転車の乗り方 座学・実技1114-- 9 15④自転車の整備方法 座学・実技22※228-- - -⑤自転車被害者の手記 座学 23-- 3 6⑥夜間の自転車の見え方 座学 23-- - -⑦自転車の空間 (青色の矢羽根) 座学 22514 3 5⑧ツーロックの重要性 座学 1113 2 3⑨交差点の通行の仕方 座学 4539 4 6自転車事故について 座学 45822 7 12事故を起こした際の対応 座学 1215412 8 13その他※1 座学 912411 11 19合計 7710036100 56 100※1 「その他」は駐輪の仕方、導入、休憩、まとめ等※2 自転車通学者のみに実施

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