自転車の通行空間整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究
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7 2-2-2.対象とする学校の選定方法 本研究では、中学校1校、高校2校を対象とした。各学校の位置と自転車通行空間の整備計画を図 2-1 対象とする学校と自転車通行空間の整備計画図 2-1に示す。これらの学校は、自転車通行空間が既に整備されている道路が近接している学校であること、1年生から3年生までの全学年が講習会を受講していることから、本研究の対象校として選定した。 朝日丘中学校は、豊田市駅から南西側に立地しており、約700名の生徒を持つ公立中学校である。学校の北側と南側に車道混在として青色矢羽根が整備されている。 豊田西高校は朝日丘中学校と近接した位置にあり、約1,000名の生徒を持つ公立高校である。学校の北側に車道混在として青色矢羽根が整備されており、自転車通学者の多くは通学時に青色矢羽根が整備された道路を通っている。 豊田東高校は豊田市駅から南東側に立地し、約750名の生徒を持つ公立高校である。2006年まで女学校であったこともあり、女子生徒の割合が高い。学校の北西側や北側の道都には既存歩道活用として、歩道の車道寄りに青色で着色された自転車通行空間が、北東側には車道混在として青色矢羽根が整備されている。 図 2-1 対象とする学校と自転車通行空間の整備計画8 8 豊田市:豊田市自転車利用環境整備計画(2017)の整備計画路線から筆者が作成しているが、自転車専用通行帯としているものの車道混在として整備している道路(暫定措置)や関係機関との調整から未整備の道路もある !!!############豊田東高校朝日丘中学校豊田西高校既存歩道活用自転車専用通行帯自転車道車道混在鉄道駅対象としている学校凡例豊田市駅

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